【奈良】冬の風物詩「お水取り」は「お水取り」では無い

奈良の冬の風物詩と言えば東大寺二月堂で行われるお水取りですが…

お水取りお水取りでは無いって一体どういうことでしょうか。

お水取りって何?

毎年3月1日~14日まで行われる修二会という行事の本業の一部になります。

それをなぜか地元民の僕も含め皆さん「お水取り」と言います。

修二会というイベントの中にお水取りというプログラムがあると思ってください。

しかも、

地元民含め皆さんが言うお水取りお水取りでは無いのです。

ここまで読んで「???」となっている方も多い事でしょう。

訳が分からないのも無理はありません。

地元民でさえ行事の名前を正しく理解していないのです。

更に詳しく説明すると、

皆さんの言う「お水取り」とは修二会の中で行われる「お松明」という行事になります。

ややこしいですが、

なぜか皆さん「お松明」の事を「お水取り」と呼び、

修二会の中には事実として「お松明」ではない「お水取り」という行事もあり、

その「お松明」と「お水取り」というプログラムが入ったイベントの総称を「修二会」というのを理解されていないのです。

だから、

説明する側も混乱しますし、その説明を受ける側も混乱するのです。

ここまでついて来れてますでしょうか?

しかも、

修二会」は実は正式名称ではありません。

修二会の正式名称は「十一面悔過法(じゅういちめんけかほう)」と言います。

 

ここまで話についてこれてない方にもう一度分かりやすく説明いたしますと、

正式名:十一面悔過法=別名:修二会の中にお松明という行事がありお水取りという行事もあるということです。

そして、

皆さんが「お水取り観に行くよー」って二月堂へ来られる時は、

実はお水取りでは無くお松明を見に来ているということになります。

本当のお水取りとは?

3月12日深夜2時(13日午前2時)から行われる行事のことで、

言葉ではなかなか説明しずらい言わば地味な何の特徴も無い行事となっています。

簡単に説明すると、

火のついた松明を持つ人を先頭に香水(こうずい)を入れる桶を持ち雅楽の音の中、閼伽井という香水が湧き出しているとされる井戸みたいなものがある閼伽井屋というところへ向かい、香水を汲み桶に香水を入れ二月堂へと帰る。


東大寺二月堂修二会十二日目 お水取り (平成26年3月13日午前2時頃)

それが本当のお水取りです。

お松明(おたいまつ)とは?

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出典:【奈良】東大寺二月堂:お水取り・お松明 1日〜14日 ( エンターテインメント ) – ☆彡 こちら関西情報局 ☆彡 – Yahoo!ブログ

大きな大きな約7メートルもある竹の先端に杉の葉、杉やヘギの薄板で籠目状に作られたお松明を持った人が二月堂のお堂の端から端までゆっくりお堂の下にいる人に火花をかけるために振り回しながら歩く行事になります。

その火花を浴びた人は幸せになると言われており当然火花なので熱いものの喜んで浴びにいく見学者をよく見ます。

それが日によって違い、10本のお松明に火が灯される事もあれば11本のお松明に火が灯される事もあるのです。

詳しい日程は以下をご覧ください。毎年同じ日程です。

3月1日~11日と13日は19時から約20分間、お松明は10本。

3月12日は19時半から約45分間、お松明は11本。

(特別大きいお松明が使われます。)

3月14日は18時半から10分だけ、お松明は10本。

お松明見学のルール

カメラのフラッシュ、拍手、歓声等の強い光を出したり大きな音を立てるのは厳禁です。

撮影をするならフラッシュを消し、会話をするなら小声で会話しましょう。

お松明を見学するにあたって知っておくべきこと

3月上旬なのでまだまだ真冬です。

防寒対策はしっかりと、いつも以上に厚着して行かれることをオススメします。

また、

見学される際、見学エリアとなる二月堂のお堂下の広場の収容人数は限られています。

見学される方が広場をはみ出る程多い場合にはお松明を1本見て「帰宅してください」という事になる可能性もあります。

早くから場所取りしてても広場からはみ出る程の人が来た場合にはあまり意味がありませんのでご注意ください。

二月堂へのアクセス

JR奈良駅より

東口2番バス乗り場より市内循環バス外回り上車、東大寺大仏殿春日大社前下車、北東へ徒歩15分。

近鉄奈良駅より

1番バス乗り場より市内循環バス外回り上車、東大寺大仏殿春日大社前下車、北東へ徒歩15分。

当日は混雑が予想されます。余裕を持ってお越し下さい。

くれぐれも防寒対策だけは少々大袈裟にして来てくださいね。